SPAMBlock ( スパムブロック ) とは、学校メールを受信する際に、スパムメール・迷惑メール・ウイルスメールなどの必要のないメールを、一時的に専用のフォルダ ( SPAMフォルダ ) へ移動する機能です。
[ フィルタ ] という網のような概念で、特定のメールアドレスや語句にヒットするメールをSPAMフォルダに移動します。 フィルタの「 条件 」 は自分で設定することができるため、自分にとって必要なメールとそうでないメールを詳細に振り分けることができます。
迷惑メール対策としてまず知っておかなければならないことがあります。
「特定の迷惑メールへの対策を練るのではなく、迷惑メールの傾向・パターンへの対策が最も効果的である」
「フィルタ作成によって正常なメールがブロックされてしまうことは必然である。何故なら、ひとつの正常メールに配慮することによって数十の迷惑メールを受信することがあるからである」
「ヘッダを理解すれば迷惑メールの95%は排除できる」
の3つです。SPAMBlockはSPAMメール( 迷惑メール ) 対策として基本的な機能は備えているので、設定をきちんとすれば、自分にとって有益でないメールを正しく排除することができます。
上記の項目は、順に「正規表現式」「許可フィルタ ( ホワイトリスト )」「ヘッダ拒否・許可設定」の機能でカバーしています。
SPAMBlockのフィルタには、大きく分けて2つの種類があります。
管理者フィルタと個人フィルタです。管理者と個人のそれぞれに許可フィルタと拒否フィルタが存在します。
管理者のフィルタは使用の有無だけ設定できますが、BlackList ( 危険度が非常に高いメールのリスト ) に登録してある送信者及び、別のサーバで設定してある場合には受信できない場合があります。
フィルタには、以下のような優先順位がつけられています。
例として、同じメールアドレスが拒否・許可フィルタの両方に登録すると、許可フィルタが優先され、その後のスパム判定が一切行われないので、受信されます。
また、管理者が許可したメールにはどんなフィルタも有効ではありません。
フィルタがうまく動作しないときは、優先順位があることを考慮してみてください。
※ 注意点としてWebメールの機能の [ 受信拒否 ] に登録されているメールはいかなる方法を持っても受信しません。
SPAMBlockは動作するときに以下の特徴を持ちます。
□ フィルタの設定反映に5分程度のラグがあります。
□ 許可・拒否フィルタ共に、語句検索は行単位で行っていますので、フィルタに設定した語句が意図的に改行されていた場合、フィルタが動作しない可能性があります。
□ スパムメールとして判断され、1ヶ月を過ぎたメールは自動的に削除されますので、定期的にSPAMフォルダをチェックしてください。
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