各位

2006年 3月 17日
情報基盤センター

Winny による情報流出にご注意ください

昨今、Winny ( ウィニー ) による情報漏えい事件がテレビや新聞等で大きく報道されています。 Antinny ( アンティニー ) 等のコンピュータウィルスが Winny を通じて感染し、大学等で扱う業務資料や個人情報、パソコン利用者のプライバシーに関わる情報を知らぬ間に流出させます。

大学内の公用パソコンだけでなく、自宅の私用パソコンについても、十分な対策と注意を払い使用するように心がけてください。

残念ながら現状では、Antinny による情報漏えいを防ぐ完全な手段はありません。

最も安全で確実な方法はWinnyを使わないことです。

Winny を使用する場合は、Antinny の特徴 ( 危険性 ) を十分理解したうえで、最低限必要な下記の対策を行ってから使用してください。

Antinny の特徴
  1. 多数の亜種が存在する

    Antinny亜種の中には、ウィルス対策ソフトで検出・駆除ができないものも存在します。ウィルス対策ソフトが最新の状態になっていても感染の可能性があります。

  2. Windows のセキュリティホールは利用しない

    Antinny ウィルスの多くは、OSのセキュリティホールとは関係なく感染し、情報を流出させます。

対策
  1. 情報漏えいウィルス感染の確認と駆除

    マイクロソフト(株) 「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の実行
    http://www.microsoft.com/japan/security/malwareremove/default.mspx

    このツールは既にパソコンに感染した Antinny 等を検出・駆除するツールです。感染を事前に阻止することはできませんのでご注意ください。

  2. ウィルス対策ソフトウェアを導入し、ウィルス定義 ( パターン ) ファイルを常に最新の状態に保つ

    ウィルス対策ソフトの更新期限が過ぎていると、最新のウィルス定義ファイルのダウンロードができません。更新期限が過ぎている場合は、必ず「更新期限の延長」または、「ウィルス対策ソフトの新規購入」を行ってください。

    なお、ウィルス定義ファイルの最新版へのアップデート方法は、各ソフトウェアのマニュアルをご覧ください。

  3. Microsoft Update ( Windows Update ) を行い、Windows を最新の状態に保つ

    マイクロソフト(株) Microsoft Update サイト
    http://update.microsoft.com/microsoftupdate/

    参考 : Microsoft Update 利用手順
    http://www.microsoft.com/japan/athome/security/update/j_musteps.mspx

  4. Winny がインストールされているパソコンでは大切なデータは開かない ( 保存しない )

    自宅のパソコンを家族と共に利用している場合、自分の知らない間に Winny がインストールされ、Antinny に感染している恐れがあります。自宅のパソコンに Winny がインストールされていないことを十分に確認してください。

参考サイト
お問い合わせ先
情報基盤センター PCヘルプデスク
E-mail : pc-help@juen.ac.jp
内線 : 3683